生き方を学ぶ 2

「結局、実業界の女性よりも創造的な仕事をしている女性や芸術家、作家の生き方のほうがわたしの参考になりました。


わたしが最初に注目したのは画家のジョージア・オキーフです。


彼女は子どもをつくらないというつらい決断を下しましたが、だからこそ、創造のエネルギーをすべて芸術につぎ込むことができたんです。


メキシコの画家ディエゴ・リヴェラの妻、フリーダ・カーロは子どものいない苦しみを絵を描くことで乗り越えました。


彼女の作品には母親になる夢を描いたものが数点あります。


もう一人の役割モデルは女権拡張家のグロリア・スタイネムです。


彼女の著書の中には年寄りに惹かれることについて述べた箇所があります。


彼女の母性本能が向けられる対象は年寄りなんです。」

生き方を学ぶ

ある女性は公共の消費者センターで働いている38歳の女性です。


画家になるのが夢で、自由な時間には絵画教室に通っています。


離婚して10年になりますが、この6年間は、前の結婚で子どもをもうけた男性とつきあっています。


彼は再婚をしぶり、子どもを欲しがっていません。


彼女は彼を愛していますが、最近、ほかの男性たちとデートするようになりました。


・・・できれば、結婚して子どもを産みたいからです。


「わたしは大の読書好きで、やりがいのある仕事で成功している子どものいない女性を役割モデルとして探しました。


子どもが欲しくてたまらないというこの気持ちにほかの女性はどう対処したのか・・・


自分の人生とからめてどう解決したのか知りたかったんです。」


人間を責めずに、事がらを攻める 5

「に求める」と言いましたが、正確には「から与えられる」です。


それがあたりまえになっていて、誰もがここに、いささかの疑いも持たないでしょう。


H型ではそれを、眼前の状況の事実に求めます。


生々しい状況の中に我が身をおいて、自分の目で見た、あるいは手で触れた事実を"先生"としていくのです。


この第二の原理におけるH型への転換も、第一の原理と同様あるいはそれ以上に、その必要性がわかっても、なかなかできないことであるようです。


組革研に参加してせっかく体験しても、最も早く消え失せていくのがこれです。


・・・というのは、数十年にわたって身に染みついた自分の体質との闘いもさることながら、それ以上に、上も下もそうありたいと願いつつ、双方にとって、それは楽ではないからだと思われます。


しかし、この原理抜きにしては、組織集団の活性化は絶対にありえません。


仮にあったとすれば、それは一時的な疑似現象であって、偽ものにすぎません。

人間を責めずに、事がらを攻める 4

問題が起きたとき、その当事者である人間そのものに着目したときは、その当事者による真の問題解決は遠のくと考えなければなりません。


その人がそう動けるようにするのには、不思議なことに、その人から離れた視点を要するのです。


自分の行動さえも、己の至らなさを責めるよりは、その対象としてみたほうが、元気が出てくることは確かです。


では次に、「どの力でやっていくか」ということを考えていきたいと思います。


であり、言うまでもなく、道具カと人間力を指しています。


R型その人の道具力で。


別な人の人間力で答は、リーダー、先生、教科書から与えられるH型その人の人間力で答を、状況の事実に求める人びとと状況との相互作用が存在しないR型では、人びとは、自分が何をすればよいか、どう動けばよいか、その答を上に求めます。


あるいは制度やシステム、パターンや手法に求めます。


・・・それが教育であれば、教科書か先生に求めるでしょう。

人間を責めずに、事がらを攻める 3

「また、倒しちゃったのねえ」です。


「倒れた」とはけっして言いません。


赤ちゃんは反論しませんが、本人からすれば「倒れた」のです。


赤ちゃんのときからすでに、人を責める教育がはじめられているわけです。


トイレのふたを閉めるとき、ばたんと音がします。


すかさず母親が「あんな音をさせてちゃ、お嫁に行けないわよ」と娘に言います。


我が家でのつい先日の事でした。


音を「出させる」のではありません。


音が「出る」のです。


この、どちら側に着目するかが重要なのです。


もちろん、倒れないように、音がしないようにするのは、それにかかわるその人です。


その人間がそれをコントロールする以外にありません。


・・・だからこそ、なのです。

人間を責めずに、事がらを攻める 2

Aさんは、この動きをリードするに際して、作業者という人間のあり様には一切目をくれず、ひたすら設備と作業の進めかたのみに着目してやってきました。


そのような中で、作業改善の過程とともに、じわじわと現場の人びとの目が輝きはじめ、仕事への態度が際立って変わってきたといいます。


彼は、作業者たちのみならず、その家族とも親しくなり、後ろ髪を引かれる思いで日本に帰ってきました。


その数日後に同工場を私が訪れたとき、彼は駆け寄ってきて、


「"箱根"の『人を責めずに物を攻めろ』を国際的に証明してきた」


・・・と、興奮しながら口角泡を飛ばしてしゃべっていました。


ある人は、部下たちに状況の再現を求めるに際して、「たとえ事実であっても、人そのものに注目することは、その人をきずつけるので避けろ」と、強く戒めています。


赤ちゃんが一歳ごろになると、一人前に自分で何でもやりたがる。


たとえば、食事をしていてコップが倒れる。


このときお母さんは何と言うか・・・。


人間を責めずに、事がらを攻める

ある工場の機械課に、Aさんという技能者がいます。


彼が1978年にメキシコの鋳物工場へ、現場技術の援助のために同社から派遣されたときの話です。


労働意識の違いについては出かけるまえに聞かされてはいましたが、行ってみて彼は、日本とのあまりの違いに驚きました。


時間には揃わず、そのくせ時間がくれば、途中だろうが、どんな状態だろうが、作業を放り出してしまいます。


決まっている範囲外のことは何ひとつやりません。


作業ぶりを見れば、ずさんだし、危険きわまりないのです。


注湯する柄杓に、どろどろに溶けた鉄を入れて持ち歩いています。


誤って足にでもかけようものなら、足は一瞬にして消えてなくなってしまうではないか・・・。


おまけに、日本人と一緒にやるのをいやがりました。


その現地作業者たちの手によって、この状態が一歩一歩改善され、一年後には、安全かつ効率的な現場に作り替えられていったのです。

限界に近づきつつある船の許容量 2

そろそろ東京湾の許容限界を考えなければならなくなってきました。


たとえば、台風のときに大型の船は港から外に出て東京湾内で風のままにただようことになります。


この自由に動きまわれるスペースが、横断橋ができたり、埋立地が増えることで、減少させられてしまいました。


埋立地の使い方が工業的用途から商業的用途、住居的用途、あるいはリクリエーション的用途に転換してゆくと、遊び用のヨットやボートが東京湾の中で増えていきます。


そうなると、東京湾に入ってくる外航貨物船、コンテナ船の一部は東京湾以外のところにその港を求めないと、湾内の航行の安全性は確保できなくなるのです。


・・・このように、リクリエーション側から見ても、海運側から見ても新しい東京港を別なところにつくって、東京湾口を出入する船の数を減らしてゆかないと、埋立地の土地利用転換ができなくなるおそれも出てきます。


東京・川崎・横浜・千葉各港の物流機能を整理して、それら港湾地域の水際線のかなりの部分を市民に解放せよという要望は強いのです。


創価学会 仏壇の前でお祈りしている人たちもいます。


水際を公園や住宅など、都市的な土地利用にすれば、東京湾各港の機能は東京湾の外側に移さざるをえません。


一つの考え方として九十九里浜の先に第二東京港をつくったらどうかという案があります。

限界に近づきつつある船の許容量

東京湾の入口は観音崎と富津岬にはさまれてとっくりのようにしまっています。


この入口部分で海難事故がおきています。


このせまい入口部分の限られた幅の水面を使って、タンカーや、鉄鉱石船、コンテナ船が出入りしています。


したがってこの部分の交通量が非常に多いのです。


東京湾の工場地帯が必要とする原材料はそれほど激しく増加しなくなってきたから、石油タンカーや鉄鉱石運搬船などが増えるということはありません。


しかしコンテナ輸送の貨物船は増えるでしょう。


重要なことはアメリカやヨーロッパ向けの船の出入りの他に、東京湾ではその中を頻繁に行き来している舟がたくさんあることです。


製品や半製品を運んで千葉側と神奈川側を行き来する小さな貨物船がいっぱいあります。


湾内の各都市をつなぐ旅客用の内航船もあります。


さらに釣り舟があり、プレジャーボートがあります。


これらの船の動きは大きな外航船の行く手をさえぎるようなブラウン運動をしています。


つまり東京湾は非常に高い密度で船に利用されているのです。


これらの船でハミルトン ベンチュラなどのブランド時計などが運ばれてきます。

東京湾への空港建設論

南関東の人口は3000万人くらいですから、人口量の対比という単純な考え方に立てば南関東地方には羽田と成田の空港の他にもう一つ空港があってもよいことになります。


成田空港は非常に欠陥の多い空港です。


東京からの交通の便は大変良くありません。


航空機騒音のこともあって、24時間使える空港ではありません。


羽田空港は現在拡張中ですが、拡張が完成してもすぐ限界値いっぱい使いきってしまうことになるでしょう。


東京に乗り入れたい地方都市や近隣諸国がたくさんあるからです。


羽田はこれからも国内線を受け入れる空港であって、国際線には十分に使えないでしょう。


そうなるともう一つ東京に国際空港が必要になるのではないでしょうか。


それもできるなら24時間の国際空港にしたいものです。


しかも免税店でハミルトン ジャズマスターなど高級ブランド時計が安く手に入れば言うことナシですね。


成田と新しい第三空港、これら両方を使って、海外に対する人と物との出入りに余裕をもたせなければなりません。


そこで東京湾に今度できる横断橋に結びつける形で空港をつくれば、建設残土を処理でき、ヘドロ対策もうまくゆき、結果として東京湾の水質が良くなるのです。


すなわち一挙両得の事業になります。


このような提案もいくつかなされています。