人間を責めずに、事がらを攻める 3

「また、倒しちゃったのねえ」です。


「倒れた」とはけっして言いません。


赤ちゃんは反論しませんが、本人からすれば「倒れた」のです。


赤ちゃんのときからすでに、人を責める教育がはじめられているわけです。


トイレのふたを閉めるとき、ばたんと音がします。


すかさず母親が「あんな音をさせてちゃ、お嫁に行けないわよ」と娘に言います。


我が家でのつい先日の事でした。


音を「出させる」のではありません。


音が「出る」のです。


この、どちら側に着目するかが重要なのです。


もちろん、倒れないように、音がしないようにするのは、それにかかわるその人です。


その人間がそれをコントロールする以外にありません。


・・・だからこそ、なのです。

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