人間を責めずに、事がらを攻める 2

Aさんは、この動きをリードするに際して、作業者という人間のあり様には一切目をくれず、ひたすら設備と作業の進めかたのみに着目してやってきました。


そのような中で、作業改善の過程とともに、じわじわと現場の人びとの目が輝きはじめ、仕事への態度が際立って変わってきたといいます。


彼は、作業者たちのみならず、その家族とも親しくなり、後ろ髪を引かれる思いで日本に帰ってきました。


その数日後に同工場を私が訪れたとき、彼は駆け寄ってきて、


「"箱根"の『人を責めずに物を攻めろ』を国際的に証明してきた」


・・・と、興奮しながら口角泡を飛ばしてしゃべっていました。


ある人は、部下たちに状況の再現を求めるに際して、「たとえ事実であっても、人そのものに注目することは、その人をきずつけるので避けろ」と、強く戒めています。


赤ちゃんが一歳ごろになると、一人前に自分で何でもやりたがる。


たとえば、食事をしていてコップが倒れる。


このときお母さんは何と言うか・・・。


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