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2010年12月 アーカイブ

ゴミと都市の問題

生ゴミを大量に埋め立てた土地は、そのゴミが腐ってゆく過程で大量のメタンガスを発生します。


そこで自然発火することもあります。


地盤もながい間緩んでおり、簡単に宅地として利用できるところではありません。


埋立後の利用としてはそこに海上の森林をつくろうという話があります。


しかしそのための具体的方策はまだ現実的にはなっていません。


しかし生ゴミよりももっと東京湾の海面を確保するために深刻な要因は前記の建設残土であり、コンクリートに代表される産業廃棄物です。


建設残土の方が量が多いからです。


生ゴミは焼けば灰となりその量が少なくなるのです。


生ゴミが十トンあるとしても、焼却炉で処理すれば、最終的には5百キログラムの燃えかすになります。


しかし掘った土やコンクリートの固まりは圧縮できないから、そのままどこかへ持っていかなければなりません。


それらを東京湾の外へ持っていって捨てるという話もありました。


東京湾外の太平洋には太平洋としての環境問題があります。


また運搬費用が高くなるのです。

ゴミと都市の問題 2

太平洋の黒潮にのって大量の土が海面で多くばらまかれれば、漁場に影響が出てくるかもしれません。


漁民は当然反対するでしょう。


東京湾をこえた広域的環境汚染問題を生み出します。


したがって建設残土と産業廃棄物の最終処分地として、東京湾の中には埋立地が必然的に次々とできあがってくるのかもしれません。


これから500年くらいたったときには、そのつどそのつど埋め立てることはやむをえないという話が続いた結果、東京湾の3分の1くらいが建設残土と産業廃棄物の島で埋まっているかもしれません。


・・・理想的には、東京湾を絶対に埋めてはいけないということは理解できます。


しかし現実問題としては長い時間の中では少しずつ埋めていかざるを得ません。


このジレンマの解決は極めて難しいのです。


もう一つ難しい状況が東京湾の水質にかかわって存在します。


東京湾の水質はここ10年でかなり良くなってきています。


それは下水道が整備されたために、水に溶けている窒素分を下水道で処理して、直接東京湾に流さなくなったためです。

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